第3期 塾生紹介

橋本 美和

御所浦未来島株式会社

御所浦を訪れた人の玄関口として、案内所、物産館の機能をもつしおさい館を運営。御所浦地域は離島でもあり、高齢化に伴い年々人口が減っている。このままだと地域から人がいなくなってしまう。自分たちができることに取り組んで、しおさい館を通して地域を盛り上げていきたい。

山下 蒼悟

よってけぇ~な

有明町須子で、惣菜・日用品などの移動販売を3年前から営む。前職で宅配の仕事をしていたときに、高齢のお客さんから買い物に行ったり、調理をするのが大変だという声をきっかけに事業を開始した。高齢者の方の役に立って、天草のために働きたい。高齢者がますます増加する将来を見越して、事業の拡大も計画している。

永田 侑太郎

有限会社永田冷菓

五和町御領でアイスクリームの製造、プロレス資料館を祖父からの家族三代で経営。「サンタのアイス工場」の名前で卸販売をする傍ら、プロレス殿堂館を開いている。レフェリーとしても活動しており、自分の仕事を通じて天草のことを外に発信していきたい。天草には若者が少なく、後継者問題もあるので自身がモデルとしてアトツギの形を作っていきたい。

吉田 隆一郎

有限会社愛夢里

地元河浦高校を卒業後、同町で温泉、宿泊、レストラン、売店、海上コテージの5部門を展開する天然温泉施設に就職し、勤続25年。経営側にまわり、来客数の減少や電気料の高騰、従業員の高齢化、確保など自社の経営課題を分析。スクールでの学びやかかわりを通じて、課題解決のヒントを探り、自らの人生の一部ともいえる愛夢里の再興を誓う。

佐々木 淳一

昭和建設工業

本渡地区で総合建設業を営む。地元高校を卒業後、県内の大学、院へ進学し、キリンビールに就職。医薬品の営業などを経験した。昨年Uターンし、4月から昭和建設工業に入社。前社長の急逝に伴い社長に就任。現在は公共事業が6割のほか民間のユーミーマンションの建設に携わる。公共事業が減少するなかで、技術者を確保して新事業を展開し、地元になにか貢献できないか模索中。

野上 晃世

株式会社野上電設

祖父が創業し、今年で52年目を迎える同社。電気工事、通信工事業を中心に、水道、空調、防災などの設備業を展開。これまで現場が中心であったがマネジメント業をスタートした。自身は地元の工業高校を卒業後、県外の大学に進学し、Uターン。3Kのイメージを持たれる建設業のイメージを払しょくし、人手不足を解消するため、スクールで学んでいきたい。

加治屋 佑美

Komorebiごはん

亀場町でカフェを営む。鹿児島出身。水俣で古民家カフェを営み、甑島から串木野を経て、天草には昨年3月に移住。過疎化という地域課題は多くの地域に存在していると実感。自身の事業として、今後畑や田んぼの体験を通じてお客さんとの交流を計画。まだ移住して間もないのでスクールを通じて天草の現状や課題を知り、スクール生との交流を通じて成長したい。

松本 美幸

福連木とうふ

広島県出身。夫の祖父から引き継いだ国産大豆と天草の天然のにがりで製造する豆腐屋。防腐剤を使用しない豆腐、おからの店頭販売のほか、個人宅への訪問販売も拡大中。ほか、農薬不使用のきくらげや、天然塩など、商品の幅も拡大。地域の高齢化など営業の幅が限定される中で様々チャレンジを続ける。天草のすばらしさ、良さを子供の代にも伝えていきたい。

川田 大志郎

川田三郎果樹園

晩柑王子としてPR活動に勤しむ。晩柑や不知火などの柑橘を作っている。農園は約50年の歴史があり、現在は父が代表で、自身は三代目となる。関東でリラクゼーションサロンの仕事を13年経験してUターン。農業は後継者不足、高齢化が進んでいる問題があるが、時間と資金が多くかかり新規就農する方が少ない状況。農業の楽しさ、魅力を発信していく。

上村 剛史

栄美屋旅館/cafe pole

32歳。天草高校卒業後、福岡の大学に進学。その後Jリーグでサッカーのコーチとして活動。今年の4月にUターンし、家業の創業90年の旅館業に従事。コロナ禍を経て宴会需要の減少に伴い、地元のお客さんとのつながりが減ってきたこと、またどのようにして観光客に天草まで足を運んで泊まってもらうかを課題として感じている。アフターコロナの新事業として本渡港のコンテナ店舗でカフェ事業を始める。

髙田 乃有季

のゆき農園

天草在住27年。現役看護師6年目。病院、デイサービス等の勤務を通じて看護活動を行う。天草のために何か活動ができないかと祖父の晩柑農園を継ぐ。晩柑の知名度が低いことが課題。また、看護活動を通じて医療と食の関係に注目している。どの業界にもある人材不足の課題を解決し、次世代に残せる農園になっていけたらと、全国に向け晩柑のPRを進めている。

横田 千恵美

有限会社リックよこ田

河浦のデイリーヤマザキショップ。店内で手作りの弁当、焼きたてパンの製造販売と、天草の事業所の商品の販売を行う。弁当は毎日手作りで、パンは毎月5~10種類の新作を考案。オリジナル弁当は20年以上の実績があり、ポークサンドおにぎり、から揚げ弁当が人気。河浦地域は高齢化が進み、買い物難民が今後増えることを予想して地域の団体と協力して宅配事業も検討中。都会のコンビニのイメージではなく地域密着のスーパーの形を目指している。

大窪 尭志

株式会社オタミ

楠浦町で建設業、木工業、不動産業を営む。現在32歳。天草高校を卒業後、北九州の大学に進学。携帯電話販売の営業を経験し、7年前に父からのすすめもあり、Uターン後家業に従事。3年前から代表を務める。「大窪製作所」として木製建具、家具、木工製品の製作を行ってきたが、建設業にも参入するにあたって「オタミ」に社名変更。人材不足、技術者の不足、人材育成に課題を感じている。スクール生と意見交換していきたい。

連携機関・協力機関

  • 株式会社日本政策金融公庫 熊本支店
  • 天草信用金庫
  • 熊本県信用保証協会
  • 肥後銀行天草支店

後援機関

  • 九州財務局
  • 熊本県天草広域本部
  • 天草市商工会議所
  • 牛深商工会議所
  • 天草市商工会