9日目 子育てコミュニティ

9日目は、子育てコミュニティをテーマにした合同講義。今回はオンラインでの参加です。
最初に「熊大 金岡先生」から子育て共助の参考として「富山県 舟橋村」「鹿児島県 伊仙町」の事例の説明がありました。両自治体とも都会の企業と連携し、子育て世帯の流入増加を実現させた例で、都会の企業はコミュニティに関心を持っていて、そこにビジネスチャンスがあるとの内容でした。


次に、やつしろ未来創造塾1期生の「一般社団法人 くま川スポーツアカデミー 松嶋純也代表」から「スポーツを通じて共助のまちづくり ~ コミュニティー・共助が武器になる~」と題した実践事例の発表がありました。
松嶋さんは社会体育の指導者として活動されていますが、部活動から社会体育に移行したことで送迎などで親の負担が増えていること、それによりスポーツをしたくてもできない子どもがいることに課題感を持っておられ、特に夜の練習だと送迎の負担はさらに大きくなります。
また、同様の理由からアカデミーの会員が伸び悩んでいることが企業課題となっていました。
そこで実践したプランが「学童と習い事のコラボ」です。
「①学校にお迎え→②みんなで宿題→③習い事→④送迎サービス」と、学童から社会体育までの一連の流れを一手に担うことで親の負担を大幅に軽減することに成功!
会員数も増加し運営が安定したことで、これまでできなかった新たな挑戦も可能に!子ども向け体験イベントを開催することで新たなコミュニティが生まれ、それが会員増加や新たなビジネスチャンス創出につながったそうです。
社会体育移行や親の負担軽減を公助ではなく民間の共助の力で実現された事例で、天草市でも横展開できる素晴らしい内容でした。


最後は、たなべ未来創造塾5期生でファイナンシャルプランナーの「株式会社 onlyone benefit 小山葵さん」の「~ママの「声」から生まれた託児所とコミュニティ~」と題した事例発表。
小山さんは自身の経験から「ママの働く選択肢が少ない」「子育てサービスが少ない」「都会との子育て格差」を地域課題として感じておられました。
そこで、スタッフの子育ても応援する「一時預かり専門託児所」を開所。1時間からOK、当日予約もOK、理由は何でもOK(聞かない)、予約は専用アプリで超簡単、ママの「今すぐ預けたい」に対応と子育て世帯の急な用事や仕事をサポート!
また、スタッフにも「働きたい時間だけでOK」「休暇希望は100%対応」を実践し、最大10人の雇用を生み、託児所そのものがママの働き方の選択肢増加につながったそうです。
この託児所を核としてイベントや地域とのコラボを多数実施し、今後はファイナンシャルプランナーとしても託児所とのシナジー(相乗効果)を生み出し、ママを多角的に支援しながら企業全体の収益も上げていくと仰られていました。
働くママの支援を実践するのは本当に難しいのですが、気軽に簡単に預けることができる託児所をつくったことで、公助ではなく民間の共助の力で子育て世帯への支援を実現された事例で、松嶋さんの事例と同じく天草市でも横展開できる素晴らしい内容でした。
横展開が可能な、他市町村の成功している身近な実践事例を知れるのも、本スクールの醍醐味です。